練馬区、新座市、所沢市、西東京市エリアで頚椎症にお悩みの方に主に神経ブロック注射について解説します。
頚椎症とは
頚椎症
- 頚椎症は脊柱管や椎間孔が狭くなって起こる神経の痛みや痺れを来す疾患
- 椎間板が原因で発症する頚椎症の発症年齢は20代、30代と比較的若い
- 頚椎の変形が原因で脊柱管や椎間孔が狭くなるのは、50代以上の方に多い
頚椎症は頚椎の脊髄の通り道の脊柱管や脊髄から枝分かれする神経の通り道の椎間孔が狭くなって起こる神経の痛みや痺れなどを来す疾患です。
椎間板が原因で発症する頚椎症の発症年齢は20代、30代と比較的若く、朝起きたときにの寝違えのような症状から始まって、数日経っても痛みが引かないばかりか、腕に響くような痛みが出て生活に支障がでている、と来院される方が多くいらっしゃいます。
頚椎の変形が原因で脊柱管や椎間孔が狭くなるのは、加齢変化や頚椎に負荷のかかる生活を長期間されている方が多く、50代以上の方に多い傾向があります。
頚椎症の治療法
1.神経ブロック注射
- 硬膜外ブロック
頚椎症によって起きる症状のうち、特に神経痛が強い時期に行います。
- 神経根ブロック
硬膜外ブロックでも収まらない特定の神経の痛みが残る場合に行います。
- 星状神経節ブロック
神経痛はそれ程強くなく、筋肉の症状やシビレがメインとなった状態に対して行います。
- 腕神経叢ブロック
複数の神経領域に神経痛が生じている場合に追加で行います。
2.薬物療法
発症初期にはロキソニンやボルタレンといったNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)が有効なこともあります。
しかし、神経痛が長期にわたり慢性化してくると有効性が乏しくなります。
その場合には、オピオイドを追加したり、タリージェ、サインバルタといった鎮痛補助薬を組み合わせて使います。
3.理学療法
一度、頚椎症を発症すると、繰り返し発症し慢性化につながることもあります。
再発予防のために、首の柔軟性、筋緊張の緩和、ストレッチ、各種運動を行います。
頚椎症のたどる経過
腰椎に比べ、頚椎は再発率が低い特徴があります。
これは、腰には上半身全体の重力と物を持ち上げた時の負荷が掛かるのに対し、首には頭の重さと首をひねった時の回旋力しか掛からないという構造上の特徴があるからです。
理学療法などのアフターケアをしないと、約3~4割の方に頚椎症の再発がみられます。
再発を起こすと、慢性化につながり、一生付き合っていかなくてはならなくなります。
生活の質を下げないために、痛みが治まった後の首周りのアフターケアが重要です。
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土日も診療のペインクリニック。
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