ペインクリニックとは
英語(ローマ字)表記の「Pain-Clinic」を直訳し「ペイン=痛み」のクリニック、つまり「痛みの診療・痛みの診療所」という意味となります。
ペインクリニック練馬外来|痛みの診療所
主にその痛みの対象は「慢性期の痛み」や「痛みの初期の急性期」に有効的な治療となります。
痛みのもととなる交感神経をブロックする療法(神経ブロック注射)は世界最先端の医療技術です。
練馬外来のおすすめ
- 痛みの原因が分からないと言われたままになっている
- 痛みがあるにも関わらず治っていると言われた
- その痛みは治療する上で避けられない痛みだ(我慢して下さい)
- 痛いはずがない
痛みとは、その人にしか分からない程度(苦痛)があります。
ペインクリニック外来治療が有効な代表的な3つの痛み
また、心の痛みなど「ペイン=痛み」の有形無形に関わらず「人間が感じるあらゆる痛み」を対象とした専門治療を指します。
一般的な認知度は高くありませんが医療の中では内科に該当し、ペインクリニックの特徴は外科手術をせずに神経ブロックを治療することで「痛み」を解消(改善)させることが可能な医療です。
高齢化社会の現代は、あらゆる人が様々な理由によりストレスに晒されているため、千差万別ながらも常に交感神経の緊張から逃れることが困難です。
医療法人社団晴英会ではペインクリニック練馬外来(西東京ペインクリニック)はじめ西武池袋線沿線は基より埼玉県所沢市や新座市等の周辺地域からも来院いただき、院長自らが開院以来1万2000人を越える患者様へのブロック注射による痛みの緩和治療を行ってきました。
ペインクリニック練馬外来は、身体の部位(機能)の痛みを治療することはもちろん、交感神経の緊張を和らげストレスを軽減させ、心のリラクゼーションを実現し、人が心身共に感じる痛みを総合的に緩和させる治療(医療)を行っております。
何らかの疾病や怪我、リハビリ後遺症による痛みによって低下した機能や生活を改善し「患者さんの痛みを心身ともに軽くし」高齢化社会の中で活き活きと暮らせるよう総合的な治療をします。
まずは痛みの症状を教えてください。
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ペインクリニックの対象(適応)疾患
適応となる疾患(腰痛など) | |
腰椎椎間板ヘルニア | 腰骨(腰椎)と腰骨の間にあり、両骨のクッションの役割を果たしている円板を椎間板といいます。
このクッションの中心にあるゼリー状の髄核が神経との摩擦を起こし、足腰へ通じる神経(脊髄)を圧迫したり刺激を与える病気で、集中的に腰や足が痛くなったり痺れを感じます。 特に姿勢が前傾(前かがみ)が困難となり、日常生活での洗顔等が辛くなります。 手術適応が認められない患者さんには仙骨硬膜外ブロックや腰部硬膜外ブロック等を中心にペインクリニック治療を行います。 |
脊柱管狭窄症 | 足や腰へ通じる神経(脊髄)が通っている管(脊柱管)が狭くなり、その分の周辺神経を圧迫する病気です。
痛みに加えて、歩行中に痺れを感じることもあり、歩くことが辛く困難になります。 しばらく腰を落とし(しゃがむ)上体を前傾姿勢にしていると嘘のように楽になることが多々あります。 |
筋筋膜性腰痛 | 急な運動や慣れないをした後に数日(1~2日)経って、上体をを動かしたタイミングと同時に腰に痛みが走る状態のことです。
自分で背中の両脇を抑える(押す)と痛い箇所が分かります。 |
ギックリ腰 椎間関節症 (ついかんかんせつしょう) |
椎間関節は腰骨の後ろの関節です。
その為、腰をひねって捻挫をしたり変形などが原因で炎症(はれ)をおこし、関節に繋がっている神経が刺激されて腰痛となる病気です。 一般的にギックリ腰と呼ばれる(発症時はギクッとなります)腰痛症の多くがこの「ギックリ腰」と考えられます。 |
慢性疲労症候群 | 一時的な疲れではなく慢性的な疲労感や倦怠感、筋肉痛に加えて微熱など様々な症状のことをいいます。 慢性疲労症候群の症状に合わせて、星状神経節ブロック療法などを適切に治療します。 |
疼 痛 | |
全 身 | 急性帯状疱疹痛・帯状疱疹後神経痛・外傷後疼痛・複合性局所疼痛症候群(反射性交感神経萎縮症、カウザルギー)・悪性腫瘍による疼痛 |
顔 面 | 三叉神経痛・顎関節症・非定型顔面痛・舌咽神経痛 |
頚肩上肢 | 頚肩腕症候群・頚椎捻挫・頚椎症・胸郭出口症候群・外傷性頚部症候群・頚椎椎間関節症・頚椎椎間板ヘルニア・テニス肘・五十肩 |
胸 背 部 | 胸椎椎間関節症・助間神経痛・胸椎椎間板ヘルニア・開胸術後症候群 |
腰 下 肢 | 筋筋膜性腰痛・椎間板ヘルニア・椎間関節症(ギックリ腰)・脊柱管狭窄症・腰椎圧迫骨折・脊椎すべり症・腰椎捻挫・骨粗鬆症・術後性腰痛・変形性腰椎症・脊椎分離症・坐骨神経痛・腰痛症 |
四 肢 | 変形性膝関節症・膝痛・関節痛・カウザルギー・バージャー病・断端痛・幻肢痛・関節リウマチ・ ニューロパチー・急性動脈閉塞症、・閉塞性動脈硬化症・糖尿病性・絞扼性神経障害・手根管症候群・会陰部痛 |
麻痺・痙攣・その他 | |
麻 痺 | 顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群)・突発性難聴・外傷性神経麻痺 |
痙 攣 | 顔面痙攣・チック症・眼瞼痙攣 |
その他 | 花粉症・アレルギー性鼻炎・レイノー病・レイノー症候群・メニエール病・冷え性・しもやけ・、慢性疲労症候群・線維筋痛症下腿潰瘍・網膜中心動脈閉塞症など |
主な適応疾患とペインクリニック療法と効果
治療法 | 対象疾患 | 効 果 |
腰部硬膜外ブロック | 坐骨神経痛・下肢帯状疱疹など | 数回のブロック注射で鎮痛が得られます。 |
胸部硬膜外ブロック | 肋間神経痛・胸部帯状疱疹など | 肋間神経痛は特にブロック注射が有効です。 |
頚部硬膜外ブロック | 頚椎椎間板ヘルニア・頚肩腕症候群など | ヘルニアに痛みの改善 |
星状神経節ブロック | 顔面神経麻痺・突発性難聴・頚背筋筋膜痛 | 血流を改善して神経の症状を緩和する |
腰部神経根ブロック | 坐骨神経痛 | 硬膜外ブロックで治まらない痛みの改善 |
頚部神経根ブロック | 頚椎症性神経根症 | 強い頚腕痛に追加で行う |
深頚神経叢ブロック | 頚肩腕症候群など | 知覚神経を選択的にブロック |
ペインクリニック療法・参考
三叉神経痛や坐骨神経痛の治療はペインクリニックの神経ブロックの適応疾患として代表的です。
診断内容に間違いがなく確実に神経ブロック行われた時には鎮痛を得ることができます。
そのためには定期的で適切なペインクリニック専門医の指示に従い、短期間に集中して神経ブロック注射を継続することで、より効果的な鎮痛を得ることができます。
坐骨神経痛に対する適切なペインクリニック治療法は神経ブロック注射と理学療法の組み合わせが効果的です。
その他、帯状庖疹に対するペインクリニックは、経過後の帯状庖疹後神経痛に移行させないことも視野に入れ神経ブロックが最善の治療法になり得ます。
顔面神経麻痺には沢山の治療法が用いられており、顔面痙攣の治療には最近は痙攣する筋肉に微量の筋弛緩薬(ボツリヌストキシン)を注射する治療も行っています。
私たちペインクリニックの専門医は治療の経験から、星状神経節ブロック療法が最善かつ効果的な治療法だと考えています。
また突然に目が見えなくなる網膜中心動脈閉塞症・聴こえなくなる突発性難聴・声が出なくなる反回神経麻痺などは、すべて星状神経節ブロックのよい適応疾患と考えています。
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ペインクリニック治療方法
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西東京ペインクリニック・診療予約
当院の診療について
- 当院は、体の痛みやシビレ、生活習慣病などの診療を中心に行っています。
- 外来の混雑を緩和するため、順番予約制を採用しておりますが、初回や久しぶりの診察は1時間程お待たせする場合がございます。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、時間に余裕を持ってお越し下さい。
診療時間:9:00~18:00(初診の受付は17:30まで)
休診日:水曜日